以下はスパナの破損や折れを防ぐと共に、怪我や事故を未然に防止する為のものです。
注意点や正しい使い方をお守り頂けない場合、製品の保証のみならず万が一怪我をされても当社は一切の責任を負わず、
いかなる保証も致しません。悪しからずご了承下さい。
※当社六角棒スパナの保証トルク値をトルクの比較表に掲載しています。合わせてご覧下さい。
適切な保証トルク値内で御使用下さい。
●やみくもに過大なトルクでねじを締め付けても効果はありません。かえってねじがのびてしまったり、被締め付け物
座面部の破損が大きくなり、時間の経過とともにゆるみの原因となったりします。
●バイト刃の取付けねじ等は、使用後の熱膨張で締め付け時より弛緩時の方が大きな力を必要とします。保証トルク値を越えて御使用になるとレンチの折れや重大な怪我のもとになりますのでご注意下さい。
ネジを回す以外に使用しないで下さい。
ボルト穴のゴミは取り除いて御使用下さい。切粉等はレンチのはめ合を阻害し、ボルト、レンチの寿命を縮める原因となります。
ネジ穴に適合した六角レンチを使用して下さい。
すり減ったボルト穴へ使用しないで下さい。
レンチがスリップする恐れがあり危険です。
製品に付属する以外のパイプやメガネレンチなどを接続して使用しないで下さい。
先端を加工して使用しないで下さい。熱が加わると材質の劣化をまねき、摩耗や破損の原因となります。
ハンマーなどでレンチを叩いたり、衝撃トルクを与えないで下さい。過激な使用は製品寿命を短くし、破損する事があります。
感電注意
レンチは金属です。電気の近くでの使用は感電します。
こじる様な使用はしないで下さい。
トルクスねじはネジ穴が浅いのでまっすぐレンチを入れて使用して下さい。スリップ破損の原因となり、危険です。
一度、変形したレンチは使用しないで下さい。ねじれたり曲ったりしたレンチは元の形状に戻しても金属疲労で強度が極端に落ちておりこの場合、保証トルク値内であっても破損の原因となります。
いじり止めねじ(タンパーレジスタントねじ)は機器の機能保守、保全、又はガスもれなどの事故を防ぐ為、ゆるめてはならない場所に使われています。従って安易に使用せず安全を確実に確認して下さい。これによる使用上生じた事故について当社は関知しません。
体重をかけて締め付けないで下さい。万一レンチがはずれたり、金属疲労によりボルトのネジ切れやレンチの折れが発生することがあるので危険です。
ネジ穴に適合したトルクスねじ用レンチを使用して下さい。
細いレンチは手の力で折れる場合があり、過度の使用は危険です。
ブリスターや台紙の包装は、角ばっている物があり、特にホッチキスの針を外す時はケガに注意して下さい。
テーパーヘッド部や、ボールポイント部の首径が細くなっている商品は力の入れ過ぎに注意して下さい。
Oリングとピンのないソケットをインパクトレンチで使用しないで下さい。
防護メガネを着用して下さい。
(やむを得ず過激な使用をする場合)
●六角棒スパナは他の工具に比べてねじ径に対する断面積が小さく細長い工具なので大きな力を加えると「しなり」や「ねじれ」が生じます。
故に、断面積の大きな工具と同じ様に力まかせで使用すると、破損に至ります。
●物体に応力が発生し、変形して元に戻らなくなってしまう直前を「弾性限界点」と呼び、当社の「保証トルク値」はISO・JIS規格に基づいた「弾性限界点」を測定し、定めています。この事から「弾性限界点」の応力は「保証トルク値」を表わしていると言えます。
●「弾性限界点」の応力≒「保証トルク値」を越えて使用すると、スパナには金属疲労が起きます。
●「保証トルク値」とは金属疲労が起きる前の値であり、金属疲労が起きてしまった後ではこの値は意味をなさず、
「保証トルク値」内であっても破損に至る危険性が極端に高まります。
●一度、ねじれたり曲ったりしたスパナは元の形状に戻しても金属疲労はなくなりません。
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